Stage 1・初心者編 ー Lesson 1-3

最初のリポジトリを作ろう

git init でフォルダを「リポジトリ(保管庫)」に変える

💡 たとえるなら

ゲームの開始と同じです。これでこのフォルダにセーブデータ(変更履歴)を残していけるようになります

このレッスンでは、Gitに管理してもらう 作業フォルダ を作って、そこを リポジトリ に変えていきます。コマンドは git initgit status の2つだけ。

リポジトリってなに?

リポジトリは「Gitに変更を見ていてもらうフォルダ」のことです。普通のフォルダとの違いは、中に .git という隠しフォルダ が存在するかどうか。ここがGitの作業場所で、ここから先のあらゆる変更を裏で記録してくれます。

普通のフォルダとGitリポジトリの比較図: git initコマンドにより.gitフォルダが追加され、普通のフォルダがGitリポジトリに変わる 普通のフォルダ 📁 my_project/ 📄 memo.txt 📄 report.txt git init リポジトリ(保管庫) 📁 my_project/ 📄 memo.txt 📄 report.txt 📁 .git/ ← Gitの作業場所

.git フォルダの中身は、Gitが自動で管理する場所です。自分で開いたり、中身を編集したりする必要はありません。 むしろ手で触ると履歴が壊れるので、見えないものとして放っておきましょう。

やってみよう:作業フォルダを用意する

ターミナルを開いた直後は、自分の ホームディレクトリ(Mac/Linux なら /Users/yourname/home/yourname、Windows の Git Bash なら C:\Users\yourname)にいます。そのまま mkdir してもいいのですが、学習中はデスクトップに作っておくと、Finder やエクスプローラーで「ちゃんとフォルダができたな」と目で確認できる のでおすすめ。

# デスクトップに移動(Mac / Linux / Git Bash 共通)
$ cd ~/Desktop
# フォルダを作る
$ mkdir my_project
# そのフォルダの中に入る
$ cd my_project
# いま自分がどこにいるか確認したいときは
$ pwd
💡 ~(チルダ)はホームディレクトリの省略記号
~/Desktop は「自分のホームの中の Desktop フォルダ」という意味。Windows の Git Bash でも同じ書き方が通り、C:\Users\yourname\Desktop に解決されます。日本語版 Windows でデスクトップが日本語フォルダになっている場合も Git Bash 経由なら ~/Desktop でアクセスできます。
💡 mkdir / cd / pwd は Git のコマンドではありません
ターミナル自体が持っている「フォルダを作る/入る/今いる場所を表示する」という基本コマンドです。これからGitコマンドを使うときは、必ず管理したいフォルダの中(cd で移動した先)で実行します。

やってみよう:git init で保管庫にする

フォルダの中で次のコマンドを打つだけです。これが今レッスンの主役。

$ git init
Initialized empty Git repository in /Users/you/my_project/.git/

「Initialized empty Git repository」と表示されたら成功。my_project フォルダの中に .git/ が生まれて、Gitの管理下に入りました。

💡 hint: Using 'master' as the name... と出たら?
Gitが「最初のブランチ名を master にしたよ。main に変えたいなら設定してね」と教えてくれているだけです。Step2 で git config --global init.defaultBranch main を済ませていれば、このメッセージは出ません。すでに git init 済みのフォルダのブランチ名を変えたい場合は git branch -m main でリネームできます。

状態を確認する:git status

これからずっと使うのが git status です。「今フォルダはどうなってる?」を教えてくれる、Gitとの会話の入口。

$ git status
On branch main
No commits yet
nothing to commit (create/copy files and use "git add" to track)

No commits yet(まだセーブデータなし)」と出ればOK。空っぽのリポジトリができている状態です。次のレッスンで、ここに 最初のセーブデータ を作っていきます。

このレッスンのまとめ

できるようになったこと
git init で空のリポジトリを作れた
.git フォルダがGitの作業場所だとわかった
git status で今の状態を確認できた

✏️ 理解度チェック

0 / 3 正解

各問題、選んだ瞬間に正解と解説が表示されます。気軽に試してください。

  1. Q1. フォルダをGitの管理下に置くコマンドは?
  2. Q2. git init すると現れる、Gitが履歴を保存する隠しフォルダの名前は?
  3. Q3. コミットがまだ1つもない直後の git status はどう表示される?